県が行った試験でミス相次ぐ 県職員採用試験と狩猟免許試験

群馬県が18日行った職員採用試験で、受験生に誤った説明を行うミスがあり、試験時間を20分間延長する対応を取りました。
17日にも県が行った狩猟免許の試験で出題のミスがあり、県は、再発防止に取り組むとしています。

県によりますと、このうち職員採用試験でのミスは18日、前橋市の県立前橋高校で行われた学校事務を対象とする「2類」の1次試験で起きました。
その1つの部屋の16人の受験生に対して、係員が注意事項を説明する際、「50問すべてを解答」と伝えるべきだったのに対して、「40問」と誤って伝えたということです。
このため解答時間が不足する可能性があるとして、試験時間を20分間延長する対応を取ったということです。
試験中、受験生から問い合わせを受けて誤りに気づき、原因は「40問」解答する別の区分、「1類」についての説明を行ってしまったためだということです。
一方、狩猟免許の試験のミスは17日県庁で発生し、試験問題の1ページ目が抜け落ちていたほか、鳥獣のイラストを見て狩猟の対象かどうか判別する問題で、出題数が1問不足するミスがあったということです。
このため県は、試験時間を延長したり試験問題を追加したりする対応をとりました。
これらのミスについて県は、係員への説明や複数の職員による事前の確認を徹底するなど再発防止に取り組むということです。