スマホ詐欺メールに注意 携帯電話会社担当者が呼びかけ 富岡

群馬県内で相次ぐ特殊詐欺などの被害を防ごうと、16日富岡市で携帯電話会社の担当者らがスマートフォンに送られてくる詐欺メールによる手口を紹介し、注意を呼びかける催しが開かれました。

この催しは特殊詐欺などの被害を防ごうと、警察や富岡市、それにソフトバンクが開いたもので、地元の高齢者などおよそ20人が参加しました。
このうち、ソフトバンクの担当者は実在する企業をかたってメールを送りつけ、偽のサイトに誘導し、個人情報をだまし取る「フィッシング詐欺」の手口について紹介しました。
担当者は、実際に送られてきた詐欺メールの事例を見せながら、だまし取られた個人情報が特殊詐欺に悪用されるケースがあるとして注意を呼びかけました。
そして、不審なメールが届いた時はメールに書かれてあるリンクを開かないことや、個人情報を入力しないことなどが被害の防止につながると説明していました。
参加した69歳の男性は「巧みな手口のメールによる詐欺にはひっかかってしまうかもしれないので、手口を勉強して被害にあわないようにしたいです」と話していました。
富岡警察署の塚越智之生活安全課長は「偽メールへの対策などは、携帯電話会社の力を借りることで説得力が増す。今後も協力しながら住民に訴えかけていきたい」と話していました。