浅間山の状況(12日)

ことし3月に噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた浅間山の状況です。

気象庁によりますと、火山性地震の回数は、今月9日から12日午後3時までの期間中は、1日に30回から70回前後で推移しています。
火山性地震は、4月中旬から下旬にかけて減少しましたが、その後、ゆるやかな増加傾向がみられていて、山の膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動も継続しています。
また、今月5日には1日あたり500トンの火山ガスの放出量が観測され、放出量はやや多い状態が続いています。
気象庁は、浅間山では今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き、火口からおおむね2キロの範囲で、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。