小学生が古代米の田植え体験 地元の歴史や食文化学ぶ 高崎

地元の歴史や食文化に関心をもってもらおうと、高崎市の水田で、地元の小学生たちが古代米の田植えを体験しました。

高崎市にある上郊小学校では古墳時代の出土品などを展示する「かみつけの里博物館」と連携し、古代の食文化に触れてもらおうと授業の一環で毎年、古代米の田植え体験を行っています。
12日は小学6年生の児童50人が参加し、はじめに、博物館の担当者がイラストなどを使って苗の植え方を教えました。
このあと、子どもたちは田んぼに入り、700平方メートルほどの水田に古代米の「赤米」と「黒米」の苗を植えていきました。
子どもたちは田んぼの泥に足をとられながらも、楽しそうに田植えの作業に挑んでいました。
参加した女子児童は、「1束ずつ苗を植えるのが大変で、昔の人はこんなに苦労して作業しているのかと感じました」と話していました。
また、男子児童は、「慣れてくると上手に植えられるようになってきて楽しかったです」と話していました。
植えられた古代米は、ことし10月に子どもたちが収穫する予定です。