安中 「梅風呂」のサービス始まる 特産の梅を温泉に

地元特産の梅を広く知ってもらおうと、安中市でたくさんの実を温泉に入れた「梅風呂」のサービスが始まり、訪れた人たちが甘くさわやかな香りの湯船で入浴を楽しみました。

「梅風呂」のサービスは、安中市にある梅の名所「秋間梅林」の観光活用に取り組む団体が企画し、9日から市内の磯部温泉などにある旅館や日帰り温泉で始まりました。
このうち、市内の日帰り温泉では、ネットに詰められた梅の実が露天風呂に入れられ、訪れた人たちが甘くさわやかな香りがほんのりと漂う湯船につかって入浴を楽しんでいました。
サービスには収穫の途中でキズがつくなどして商品にならなかった梅が活用されていて、梅にはミネラルやクエン酸が多く含まれていることから美肌やリフレッシュの効果があるとされています。
入浴した70代の男性は「ほのかに梅の香りがします。すっきりとした気持ちになりました」と話していました。
企画した団体の土取ひろみさんは「安中市の梅は甘くてさわやかな香りが魅力です。梅の温泉に入って、心と体の疲れを癒やしてもらえたら」と話していました。
「梅風呂」のサービスは、11日まで行われています。