交通死亡事故が急増 県警 5日から県内全域で取締り強化

群馬県内で先月の1か月間、交通事故で亡くなった人は9人で、去年の同じ月と比べて7人も増加しています。
このため群馬県警は交通死亡事故の防止に向け、5日からの5日間、県内全域で交通違反の取締りなどを強化することにしています。

群馬県警によりますと、県内ではことし1月から4日までに、交通事故で亡くなった人は22人で、去年の同じ時期に比べて5人多くなっています。
中でも、先月の1か月間の死者数は9人で、去年の同じ月と比べて7人も多くなっています。
こうした状況を受け、群馬県警は5日からの5日間、交通死亡事故の防止に向けた対策を県内全域で強化することにしています。
このうち、伊勢崎市新栄町にある小学校近くの市道では5日朝、児童の登校時間にあわせて警察官4人が車の速度違反の取締りを行いました。
群馬県警では今月9日までの5日間、重大な事故の要因となる、車の速度違反や一時不停止、それに飲酒運転などを重点に、取締りを強化することにしています。
伊勢崎警察署の市川大介交通官は「事故の増加に歯止めをかけるべく、あらゆる手段を講じて事故の防止に取り組んでいる。ドライバーはスピードを抑え、歩行者や自転車に対して思いやりを持って運転してほしい」と話していました。