安中市で「マイナポイント」を別人に付与するミス
マイナンバーカードをめぐるトラブルが全国で相次ぐ中、安中市は、カードの取得などで付与される「マイナポイント」が窓口業務のミスで別人に付与されていたことを明らかにしました。
安中市によりますと、ことし3月に市役所のマイナポイントの窓口を訪れた市内に住む人に付与されるはずの2万円分のポイントが、別の人に付与されていました。
ポイントを付与されるはずだった市民は、窓口を訪れた時に決済サービスを決めていなかったことからこの日の手続きを中断し、その際、窓口の担当者がログアウトしないまま作業を続けたため、次の申請者の情報をひも付けてしまったということです。
後日、市民が決済サービスを決めて改めて窓口でポイントを申し込んだところ、すでに付与されたことになっていたため、ミスがわかったということです。
窓口業務は市から委託を受けた業者が行っていて、今回のミスを受けて、業者は、ポイントを付与されるはずだった市民に2万円分の商品券を支払い、謝罪したということです。
マイナポイントが誤って別人に付与されるケースは全国で相次いでいて、これまでに全国の90の自治体であわせて113件確認されています。
安中市は「市民に心配をかけ、おわびしたい。業者に対して手続き後のログアウトなどマニュアルを順守させ、再発防止に努めたい」とコメントしています。