群馬県庁前広場整備 民間の知恵生かし有効活用につなげる方針

群馬県庁の庁舎前に整備を進めてきた広場について、県は、県民から活用のアイデアを募り採用した場合、無料で利用できる取り組みを進めるなど、民間の知恵を生かして有効活用につなげる方針です。

県庁前の広場について県は、20年あまり前から8500万円かけて建設してきたモニュメントを、去年、さらに4400万円かけて未完成のまま撤去しました。
現在、整備はほぼ終わり芝生の広場となっていて、来月1日に開放されます。
一方、広大なスペースがあるこの広場の活用について県は、県民からアイデアを募り、採用した場合、ことし7月から来年3月までは無料で利用できる取り組みを進めていて、これまでに9件のアイデアが寄せられているということです。
このほか、広場や県庁舎の利活用について山本知事と有識者が議論するイベントを来月25日に開くなど、民間の知恵を生かして有効活用につなげる方針です。
山本知事は25日の記者会見で「県民のためにスペースを有効活用できないかという問題意識を持ち、見直しを行ってきた。今後も民間のアイデアを取り入れながら、県民の幸福度向上につなげていきたい」と述べました。