尾瀬の山開き ことしは群馬県側でシーズンの到来祝う 片品村

本格的な夏を前に、美しい湿原で知られる尾瀬の山開きがことしは群馬県側で行われ、関係者がシーズンの到来を祝いました。

尾瀬の山開きは、登山口がある群馬と新潟、それに福島の3県で毎年、持ち回りで行われていて、ことしは群馬県片品村の観光施設で式典が開かれました。
式典には村の職員などおよそ60人が出席し、神事を行って安全を祈願したあと、テープカットをしてシーズンの到来を祝いました。
尾瀬はミズバショウなどが咲く美しい湿原で知られ、新型コロナの感染拡大前の2019年にはおよそ25万人が訪れて登山や散策を楽しんでいました。
しかし、コロナ禍で訪れる人が一時、10万人あまりにまで減るなど大きく落ち込み、地元では今シーズンは再びにぎわいが戻ればと期待を寄せています。
片品村の梅澤志洋村長は「コロナ禍の3年間は山小屋や宿泊施設が休業するなど非常に苦しかったです。ことしは、多くの人に訪れてもらい、自然を楽しんでほしい」と話していました。