浅間山 噴火警戒レベル「2」 23日で2か月 引き続き警戒

浅間山の噴火警戒レベルが「2」に引き上げられてから23日で2か月となります。
気象庁は引き続き、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

ことし3月23日に噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた浅間山では、3月中旬以降、山の膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が確認されたほか、3月下旬以降は火山性地震も増加していました。
その後、火山性地震は1日に100回を上回る日もありましたが、先月中旬ごろから回数は減少し、今月19日から22日午後3時までは1日に10回から40回前後で推移しています。
一方、傾斜変動は急激な変化は見られないものの、引き続き、確認されているということです。
また、22日実施した火山ガスの放出量の観測では、1日あたり1300トンと多い状態が続いています。
気象庁は、浅間山では今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き、火口からおおむね2キロの範囲で、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。