浅間山の状況は(12日)

浅間山の状況は(12日)

ことし3月、噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた浅間山の状況です。

気象庁によりますと、火山性地震の回数は、今月8日から12日午後3時までの期間中は、1日におおむね20回前後で推移しています。
火山性地震は先月中旬ごろから減少し、1日の回数は、10回から30回前後で経過していますが、山の膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動は継続しています。
また、10日実施した火山ガスの放出量の観測では、1日あたり800トンと多い状態が続いています。
気象庁は、浅間山では今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き、火口からおおむね2キロの範囲で、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。