自転車事故の多発地点 注意よびかける看板設置 群馬県

あとを絶たない自転車事故を減らそうと、群馬県は中学生や高校生の自転車事故が相次いでいる場所に注意を呼びかける看板の設置を始めました。

看板の設置は自転車事故の防止につなげようと県が自治体などと協力して実施するもので、中高生の自転車事故がおととしまでの過去3年間に3件以上発生した場所、あわせて54か所に設置する計画です。
11日はJR高崎駅の東口近くの交差点で1つ目となる看板の設置作業が行われました。
看板は、縦1.5メートル、横50センチで、「自転車注意」などの文字や、車と自転車が衝突しているイラストが描かれています。
警察によりますとことし1月から先月末までに、県内の中高生の自転車事故の件数は274件で、去年の同じ時期と比べて57件増加しています。
また、県などによりますと、県内の去年1年間の人口10万人あたりの自転車事故件数は95.9件で、全国平均の38.3件を大きく上回っているということです。
群馬県交通安全対策室の青木貴雄室長は「このような取り組みを積み重ねることで自転車事故を未然に防ぎ、交通事故のない群馬県を目指していきたい」と話しています。