さくらんぼの観光農園 地元幼稚園児が人工授粉を体験 沼田

沼田市の観光農園で地元の幼稚園児が、さくらんぼの花粉をめしべに付ける作業を体験しました。

この作業の体験は、沼田さくらんぼ組合が7年前に始め、13日は、沼田市の利南幼稚園の園児、10人が参加しました。
子どもたちが使ったのは、自分の身長よりはるかに長い1メートル50センチから2メートルほどある細い棒で、棒の先には、人工授粉のための鳥の羽などが取り付けられています。
子どもたちは棒を1人でしっかり持ち、「佐藤錦」と「紅さやか」の2つの品種のさくらんぼの花のめしべに、もう一方の花粉をつけていました。
沼田さくらんぼ組合によりますと、ことしは2月から先月にかけて気温が高い日が続いたため、開花が例年より10日から2週間ほど早かったということで、今月末には実を付ける見通しだということです。
参加した年長の女の子は「楽しかった」と笑顔で話していました。
組合は、13日作業した園児たちに収穫作業も体験してもらうということです。