コンテナ型ホテル 災害時に避難所として活用へ みどり市
地域の災害対応を強化しようと、みどり市は、民間企業が運営する移動式のコンテナ型ホテルを災害時に避難所として活用することになりました。
みどり市は28日、コンテナ型ホテルの運営会社と災害協定を交わし、報道関係者などを対象にホテルの見学会を開きました。
このホテルは、ふだんは県道沿いの敷地内にコンテナの客室30室あまりを設置し、仕事の出張や観光で訪れた人向けの宿泊施設として、ことし5月にオープンする予定です。
それぞれの客室は、広さが13平方メートルあり、ベッドやユニットバスのほか、冷蔵庫や電子レンジなども完備されています。
さらに、コンテナの下には車輪がついていて、大型車でけん引して移動させることができます。
みどり市では、災害時には、コンテナ型ホテルを被災した地区に移動させて臨時の避難所にするほか、他県から支援のために派遣された職員などの宿泊施設としても活用することにしています。
みどり市の須藤昭男市長は「外見はコンテナだが、中はとても快適な空間だった。避難所は体育館が多く、ひざや腰が悪い人にはつらいと思うので、災害時に臨機応変に活用していきたい」と話していました。