浅間山の状況 火山性地震多く 山が膨張変動も(25日)
23日、噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた浅間山では25日も火山性地震は多くなっていて、山が膨張しているとみられる変動も続いています。
浅間山では今月15日から山の膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が確認されているほか、21日からは火山性地震も増加しています。
気象庁の観測によりますと、火山性地震の回数は先月以降、1日あたりおおむね20回以下で推移していましたが、23日は92回、24日は109回、25日は午後3時までの速報値で54回と多い状態が続いています。
また、山の膨張を示すとみられる傾斜変動は25日も確認されているということです。
気象庁は、浅間山では今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き、火口からおおむね2キロの範囲で、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。