藤岡市の社会福祉法人 介護報酬不正受給で県など指定取り消し

藤岡市にある社会福祉法人が運営する3つの事業所が、うその内容の請求を繰り返して介護報酬1000万円余りを不正に受け取っていたとして、県などは10日、3つの事業所の指定を取り消しました。

指定取り消しの処分を受けたのは、藤岡市にある社会福祉法人「龍峰会」が運営する訪問介護やデイサービスなどを行う3つの事業所です。
県や藤岡市によりますと、3つの事業所は、去年までの2年間、訪問介護サービスなどでうその内容の請求を繰り返し、介護報酬1000万円余りを不正に受け取っていたということです。
県などは去年、情報提供を受けて監査を行ったところ、訪問介護事業の担当者がサービスを行っていた時間帯に会議に出席しているなど不正な請求が相次いで見つかったということです。
県などの調査に対して、社会福祉法人は不正を認めているということです。
社会福祉法人「龍峰会」はNHKの取材に対して、「このような事態となり、本当に申し訳ない。誤った請求分についてはできるだけ早く返還したい」とコメントしています。