留学生が県内企業の仕事学ぶインターンシップ事業 高崎
群馬県内の大学で学ぶ外国人留学生たちに卒業後も群馬で働いてもらおうと、県内の企業などの仕事を学ぶインターンシップ事業が高崎市などで行われています。
このインターンシップ事業は群馬大学などがJICA=国際協力機構と共同で行っているもので、外国人留学生9人と国際協力などに関心を持つ日本人3人が参加しています。
学生たちは先月26日から2週間にわたって国際協力に実績のある県内の4つの企業・団体を訪問することになっていて、1日は高崎市にある絹製品の生産者組合を訪れました。
この組合では、JICAと共同でウズベキスタン産の繭から高品質な生糸を作る技術の開発に取り組んでいて、学生たちは生産者から外国産と国産の絹の違いや伝統産業の今後の展望などについて、話を聞いていました。
台湾からの留学生は「群馬の企業に就職したい気持ちがあります。話を聞いて日本の商人の精神を感じることができました」と話していました。
JICA高崎分室の高橋政行さんは「群馬にも国際的な視野を持ち、国境を越えて人の役に立とうという志をもつ会社がたくさんあることを学生たちに知ってもらいたい」と話していました。