高崎市 来年度から高齢者と障害者の“力仕事”代行サービス

高崎市は、高齢者と障害者への支援の一環として、粗大ゴミの廃棄や重い生活必需品の買い物といった“力仕事”を無料で代行するサービスを来年度から始めることになりました。

高崎市の高齢化率は現在、29.2%で県内の平均を1.8ポイント下回っているものの、ほかの自治体同様に高齢化が進んでいます。
今回、高崎市が支援の一環として新たに始める取り組みでは、来年9月から委託業者の作業員2人を高齢者と障害者のもとに派遣し、粗大ゴミを家から運び出して処分したり、米や灯油など、重くて運ぶのが難しい生活必需品の買い出しを行ったりします。
また、家の中の家具の移動なども代行するということです。
対象は70歳以上の高齢者だけが住む世帯と障害者だけの世帯で、およそ2万8000世帯になると見込まれています。
利用には電話予約が必要で、時間は1回1時間ほどで、高崎市は事業費としておよそ1億円を見込んでいます。
高崎市長寿社会課の本間澄行課長は「高崎市は“日本一高齢者に寄り添う街”を目指している。力仕事は高齢者だけでは難しいと思うので、困っている方には、ぜひ活用していただきたい」と話しています。