「梅毒」県内の感染者数 過去最多を更新 検査依頼も相次ぐ

性感染症の「梅毒」の感染者が全国的に急増するなか、群馬県内でも現在の方法で統計を取り始めて以降、年間の感染者数はすでに過去最多を更新しています。

「梅毒」は、性的な接触などによって広がる細菌性の感染症で、薬で治療ができますが、治療せずに放置すると脳や心臓に深刻な症状が出ることがあるほか、妊婦が感染すると子どもに障害が残るおそれがあります。
県衛生環境研究所によりますと、県内で今月16日までに110人の感染が報告されていて、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降で過去最高だった去年の108人をすでに上回っています。
こうしたなか、高崎市にある民間の検査会社では、希望者にみずから血液を採取してもらい、検体を郵送してもらう形で梅毒の検査を受け付けています。
会社によりますと、24日までに東京や大阪など全国からおよそ2万3500件の検査依頼が寄せられていて、その数は例年を上回るペースだということです。
とくに、ことしは検査数に占める感染者の割合、「陽性率」が高くなっていて、この会社が検査を開始した2006年以降で最も高くなっているということです。
検査会社の馬場正太郎営業企画部長は「パートナーのためにもおかしいなと少しでも感じたら検査を受けてもらい、迅速な治療につなげてほしい」と話していました。