障害のある人とない人が一緒に競技に取り組む運動会 伊勢崎
障害のある人とない人が互いの理解を深めようと、一緒になって競技に取り組む運動会が伊勢崎市で開かれました。
伊勢崎市昭和町で、23日、行われた運動会は「みんなのバリアフリー運動会」と名付けられ、新型コロナの影響で3年ぶりに開かれました。
会場には、県内に住む70人あまりが集まり、障害のある人もない人も一緒に3時間ほど体を動かしました。
このうち、障害者と健常者がそれぞれ車いすに乗って目の前にある風船をよけたり、マットの上を進んだりしてゴールを目指す種目では、車いすがマットで進めなくなった様子を見たほかの参加者が車いすを押して前に進む場面も見られました。
玉村町から家族で参加した中学1年生の男の子は、「車いすに乗って競技をしてマットの段差やスリッパなどがいかに障害になるのかわかりました。お父さんが車いすに乗っているので、玄関の靴をきちんと片付けるなどして生活しやすいように気をつけていきたい」と話していました。
また、運動会を主催した伊勢崎西部スポーツクラブの平林知巳理事長は「車いすに乗ったり押したりして得た気づきを、皆が住みやすい社会を作っていくことに生かせるようにしてほしい」と話していました。