都道府県の魅力度ランキング 44位 知事「信頼性に欠ける」

民間の調査会社が行った都道府県の魅力度ランキングのことしの結果が発表され、群馬県は去年と変わらず44位でした。
これに対して群馬県の山本知事は、調査結果の公表に先立ち「適正な測定がなされているとは考えられない」と述べ、調査そのものが信頼性に欠けているという認識を示しています。

都道府県の魅力度ランキングは、民間の調査会社「ブランド総合研究所」が2009年から毎年、インターネットで行ったアンケートをもとに作成しています。
ことしは都道府県ごとの魅力度や認知度など89の項目で調査を行い、全国の20代から70代の男女、3万4768人から回答がありました。
その結果は今月8日に公表され、群馬県は去年と変わらず44位でした。
1位は14年連続で北海道、2位は京都府、3位は沖縄県で、45位は埼玉県、46位が茨城県、最下位は佐賀県でした。
これに対して群馬県の山本知事は、結果の公表に先立ち、先月末の記者会見で、「統計的に意味のない誤差の範囲のランキングとなっており、魅力度を適切に表すランキングになっていない」と指摘し、調査そのものが信頼性に欠けているという認識を示しています。
また、去年の結果を踏まえて「法的措置も検討する」としていたみずからの発言について、「すべての可能性は否定せず、従来の方針のままだ」と述べ、今後、対応を検討する考えを示しています。

調査を行ったブランド総合研究所の田中章雄社長は、今回の結果について、「47都道府県で魅力度は一般的にアップしている。今年度も上昇したところがわりと多い中で、群馬県の点数はわずかに減少している。群馬県の魅力を十分に伝え切れたとは言えないのではないか」と述べました。
そのうえで、新型コロナの影響で観光地としてだけでなく、居住地としての魅力が都道府県の評価に大きく影響していると指摘し「都心から距離が近く、時間をかけずに通勤できる『ワーケーション好適地』の過当競争も起きつつある。自然たっぷりの環境の中で豊かな生活を送ることができるだけでなく、子どもの教育にも不安なく過ごせるなどの条件をいかに満たせるかが決め手になる」と述べました。
一方、群馬県の山本知事が調査の信頼性に欠けていると指摘していることについて、「一方的な意見で、どの調査がよいか、悪いかを発言するのはどうかと思う。この調査のやり方がおかしいと思うのであれば、別の方法で独自にやってもらえばよいが、どうすれば群馬県の魅力をたくさんの人に伝えられるかに、より多くの時間と努力、行動を投下してほしい」と注文をつけていました。