介護報酬670万円余不正受給か 高山村の施設県が指定取消へ

高山村のデイサービスを提供する施設が、看護職員の出勤簿をねつ造するなどし、介護報酬670万円余りを不正に受給したとして、群馬県から事業所の指定を取り消される行政処分を受けました。

行政処分を受けたのは、高山村中山にあるデイサービスを提供する施設、「デイサービスのぞみ」です。
県によりますと、「デイサービスのぞみ」はおととし5月から10月の間と、去年7月から9月の間、さらにことし5月の分の介護報酬について、実際には勤務していない看護職員が勤務したように出勤簿をねつ造するなどし、487万円余りを不正に受給していたということです。
また、おととし4月からことし5月の分については、利用者のリハビリを担当する職員がいなかったにも関わらず、介護報酬の加算を不正に請求し、190万円余りを受け取っていたということです。
情報提供を受けて、県がことし6月、施設への監査を行った結果不正が分かったということです。
県は施設に対して不正に受給した全額を返還するよう求めるとともに、事業所の指定については、現在も利用者がいることも踏まえて1か月後の来月5日に取り消すということです。