前橋市でひきこもり経験者が思いを語る講演会

ひきこもりの現状や支援のあり方について理解を深めてもらおうとひきこもりの経験者が思いを語る講演会が31日、前橋市で開かれました。

この講演会はひきこもりの現状や、家族や支援者ができることについてより多くの人に知ってもらおうと県やひきこもりの当事者などで作る団体が開いたもので、200人あまりが参加しました。
講演では過去にひきこもりを経験し、現在は、ひきこもりの相談支援の業務などにあたっている丸山康彦さんが講師を務めました。
この中で丸山さんはひきこもりになった時の思いを振り返り、「社会に出たいという思いがある一方で、自分のペースにあわない支援は受けたくないという思いとの葛藤があった。誰にも相談できなくなり、自己否定に陥ってしまった」と話しました。
そのうえで、支援のあり方について、丸山さんは「急いで社会復帰を目指す支援ではなく、ひきこもりになった人を肯定して同じ目線に立った自然な配慮が必要だ」などと訴えました。
講演のあと、丸山さんは取材に対し、「ひきこもりの当事者も家族もあまり焦らずに自分のペースでさまざまな情報を調べて、必要だと思うところに相談してほしい」と話していました。