夏休み明けの子どもの自殺を防ぐ 県が教員の研修 前橋

毎年、夏休み明けの9月1日にみずから命を絶つ子どもが多いことから、教員が、自殺の前兆を見逃さず、適切に支援するための研修会が前橋市で開かれました。

厚生労働省の平成27年の調査によりますと、過去40年ほどの間に、18歳以下の人が自殺した日で最も多かったのは9月1日だったということです。
これは、夏休み明けに学校に戻る際、環境の大きな変化で強いストレスを感じることが要因だとみられています。
このため県は、教員が自殺の前兆を見逃さず適切な支援を行うことが重要だとして、10年前からこの時期に研修会を開き、18日は、小学校から高校までの教師など16人が参加しました。
グループに分かれた参加者は、自殺のきっかけやサインについて意見を交わし、若い男性を想定したグループでは「いじめ」や「受験の失敗」がきっかけとなり、「無気力」や「笑顔がない」がサインになるといった意見が出されていました。
またこのあとは、「死にたい」と考えている児童・生徒がいることを想定し、声のかけ方や話の聞き方、そしてどう支援するのかを実践形式で学びました。
参加した沼田市の高校教諭は「自分の気づきが足りないことに気づけた。サインを見逃さず適切に声がけできるように学びを深めたい」と話していました。
主催した群馬県こころの健康センターの新藤優果さんは「子どもたちのサインに気付き、生徒から『頼れる大人がいる』と思われる存在になってほしい」と話していました。