新型コロナ 温泉旅館が検査キットで対策強化 草津町

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受け、温泉地として知られる群馬県草津町では地元の旅館に抗原検査キットを配り、発熱などの症状のある宿泊客やスタッフが出た場合、迅速な検査につなげ、感染拡大を防ぐ取り組みを始めています。

本格的な夏の観光シーズンを前に、草津町は備蓄していた500回分の抗原検査キットを地元の温泉旅館の組合を通じ、加盟するおよそ100の旅館やホテルに配っています。
このうち、創業420年を超える老舗旅館にも3日、3回分の検査キットが届きました。
この旅館ではお盆にかけて予約でほぼ満室になっているということで、検査キットは宿泊客やスタッフに発熱などの症状があった場合に使うことにしています。
また、旅館としても独自の感染防止対策に取り組んでいます。
予約の時には10人以上の団体客は原則、受け入れず、チェックインの際には、客にせきやのどの痛みなど健康状態に問題がないか、専用の用紙で聞き取りを行っています。
また、大浴場ではげた箱に入れられるスリッパの数を制限し、一度に入浴できる人数を通常の半分以下にしているほか、脱衣所でも、かごを離して客どうしが近づかないようにしています。
組合の黒岩裕喜男理事長は「過去に滞在中に発熱した宿泊客もいたので、検査キットは安心につながり本当にありがたい。感染拡大しているが、各旅館とも対策を徹底して訪れた人には温泉街を楽しんでほしい」と話していました。