「榎本学園」 富岡市の補助金を辞退 市の百条委は調査継続へ

富岡市の榎本市長の妻が理事長を務める学校法人は、およそ4300万円の補助金をめぐって問題がないかを調査するための百条委員会が市議会で設置されたことなどを受け、補助金の受け取りを辞退しました。
一方、百条委員会は、調査を継続することにしています。

富岡市の「榎本学園」は認定こども園や学童クラブを運営している学校法人で、榎本義法市長の妻が理事長を務めています。
市は法人に対し、学童クラブの施設整備の補助金として4300万円を支払う方針を決め、ことし3月の市議会で可決されましたが、市民から「政治倫理条例に抵触するとの疑念を市民に抱かせる行為であり、市民の信頼を著しく損なう」などとして調査が請求され、市長が政治倫理審査会に諮問していました。
また、こうした動きを受けて市議会でも先月、問題がないかを調査するための百条委員会が設置されました。
審査会は今月12日、「市長が口利き、または職員に圧力をかけた事実や、ほかの放課後児童クラブなどに不公平な扱いをした事実も認められない」などとして政治倫理条例には抵触しないと結論づけましたが、法人は、百条委員会の設置で今後のめどがたたず、納得がいかない市民もいるなどとして補助金の受け取りを辞退しました。
一方、百条委員会は「補助金を予算計上した経緯について調べる余地がある」などとして調査を継続することにしています。