児童数12人の鞍馬小学校 地元が統合を要望 京都 左京区

児童数が減少している京都市左京区の鞍馬小学校について、地元の保護者などでつくる組織が近隣の小学校に統合するよう京都市教育委員会に要望し、今後、統合に向けた準備が進められることになりました。

京都市左京区にある鞍馬小学校は今年度、入学児童がおらず、全校児童も3年生から6年生の12人となっています。
学校の関係者や自治会などでつくる協議会は、16日、市教委に対して鞍馬小学校を近隣の市原野小学校に統合することを要望しました。
要望書では▼統合の時期を来年4月とすることや▼統合先の市原野小の名前を変えないことのほか、▼両学校間で事前に交流することなどを求めています。
京都市教育委員会は今後、統合に向けた準備を進めることにしていて、稲田新吾教育長は「子どもたちのことを第一に考えた地元の決断をしっかり受け止めたい」と述べました。
市原野・鞍馬小学校統合検討協議会の山本健夫代表は「今後も地元の人に理解してもらいながら進めるとともに鞍馬小学校の児童が加わることで市原野小学校の教育環境がさらにレベルアップしてくれれば」と話していました。