京都 祇園の芸舞妓がそろいの浴衣で八坂神社を参拝

京都・祇園の芸妓や舞妓がそろいの浴衣を着て八坂神社を訪れ、芸の上達を祈願しました。

京都市東山区の八坂神社を参拝したのは、日本舞踊「京舞井上流」を学ぶ祇園の芸妓や舞妓などで作る「みやび会」のメンバーおよそ70人です。
会では毎年、祇園祭のある7月に芸の上達を願ってそろいの浴衣で参拝することにしていて、ことしの浴衣は白地に紺色のあさがおが描かれたすずやかな絵柄です。
5日の京都市内は午前中から強い日ざしが照りつけていて、芸妓や舞妓は日傘を差しながら、まず本殿の周りを3周すると、1000回参拝したことになるとされる「お千度の儀」を行いました。
その後、そろって本殿を参拝し、お祓い(おはらい)を受けていました。
参加した舞妓の真矢さんは「あさがおのデザインは夏らしくて、かわいいです。コロナが落ち着き、ことしも祇園祭が通常どおりできてうれしいです」と話していました。
「京舞井上流」の家元で人間国宝の井上八千代さんは「夏を無事に過ごせるようお祈りしました。稽古を積んで、それぞれ芸事の向上に精進したいです」と話していました。