祇園祭の山や鉾を彩るちょうちんなど安全点検 京都

祇園祭の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)に参加する山や鉾のライトアップを前に、4日、照明器具の安全を確認する一斉点検が行われました。

祇園祭で山鉾巡行に参加する34の山や鉾は、組み立てられたあと電飾のちょうちんなどで飾られ、夜間はライトアップされます。
一斉点検は、山や鉾の組み立てが始まるのを前に京都市消防局が電力会社と共同で行うもので、4日は、下京区の体育館に、関係者が使用する照明器具のコードを持って集まりました。
はじめに、祇園祭山鉾連合会の木村幾次郎 理事長があいさつし、「祇園祭は去年4年ぶりに通常どおり開催し、ことしはその2年目ということで、気の緩みが心配です。安心安全に祭りを行えるようきっちり点検してほしい」と呼びかけました。
消防と電力会社の担当者は、電圧を測る機械でコードが内部で断線していないか調べたり、電球のソケットの状態を確認したりして、ショートするおそれがないか点検していました。
また、コードに巻かれている絶縁テープの状態を確認し、補修などのアドバイスをしていました。
中京消防署消防課市民指導係の瀬津均 係長は、「しっかり点検しているので安心して見物に来てほしいです」と話していました。
山や鉾の組み立ては今月10日から始まり、ライトアップは、今月13日の夜から始まる予定です。