淡路島から京都 八坂神社にハモ奉納する「はも道中」

京都の祇園祭にあわせて、兵庫県の淡路島特産の「ハモ」を持って練り歩きながら八坂神社に奉納する「はも道中」が行われました。

「はも道中」は、かつて、淡路島から朝廷に海産物が献上されていたことにちなみ、淡路島の観光協会が毎年、祇園祭にあわせて行っています。
3日は京都市東山区の八坂神社に、淡路島の観光協会の関係者などおよそ70人が集まり、「ハモ」5匹が入ったおけを担ぎ、近くの道路を練り歩きました。
参加した人たちは、「淡路島から、はも道中」と声を上げて観光客や通りがかりの人に旬のハモをPRしていました。
このあとハモは神社に奉納され、一行は本殿を参拝し、おはらいを受けていました。
境内ではハモと一緒にたまねぎや手延べそうめんを煮込んだ「はもすき」も無料でふるまわれ、訪れた人たちがおいしそうに味わっていました。
淡路島観光協会によりますと、ことしのはも漁は出だしは順調だということで、観光協会の木下学 会長は「はも道中で祇園祭を盛り上げました。ハモは生命力が強く、たくさん食べて暑い夏を乗り切ってほしいです」と話していました。