京都 ダンスや演奏の催しで能登半島地震の復興支援呼びかけ

さまざまなジャンルのダンスや演奏などが披露される催しが29日に京都市で開かれ、会場では、能登半島地震から半年になるのを前に被災地の復興支援が呼びかけられました。

この催しは、世界の文化や芸術を盛り上げようと、4年前から開かれていてことしは京都市中京区の会場に関西各地から25団体が集まり、ダンスや演奏を披露しました。
このうち、ハワイのダンスでは、色鮮やかな衣装や造花を身につけた出演者が、ゆったりとした音楽にあわせて踊ると、訪れた人たちが手拍子をして一緒に南国の雰囲気を楽しんでいました。
また、ステージでは能登半島地震の発生からまもなく半年となる今も被災地では、がれきの撤去が進まず、一部の地区で断水が続いている現状が報告され、来場者に募金への協力が呼びかけられました。
このほか会場には塩や岩のりなど、能登地方の名産品を販売するブースが設けられ、売り上げの一部は能登半島地震の被災地の復興支援に使われるということです。
催しを主催したマリコ・レイイリマラニさんは「このイベントを通じて、復興が滞っている現状を知ってもらい、現地の商品を購入するなど、それぞれができる支援につなげてもらえればうれしいです」と話していました。