清水寺周辺時速5キロ以下 交通渋滞解消へ対策協議

京都市内の観光地周辺で駐車場待ちの車による交通渋滞が課題となるなか、その対策について話し合う協議会が開かれ、清水寺周辺では平均速度が時速5キロ以下になっていることなどが報告されました。

京都市内では観光地周辺で空き駐車場を探して移動する「うろつき交通」や、駐車を待つ車で交通渋滞が発生して課題となっています。
こうしたなか、京都市や京都国道事務所などの関係者が連携して駐車場対策について話し合う協議会が設置され、27日、初めての会合が開かれました。
このなかで、京都国道事務所が、去年11月の秋の観光シーズンに、車の走行データを調査したところ、清水寺近くの五条坂では平均速度が時速5キロ以下になっていることなどを報告しました。
また、京都国道事務所が民間企業などの協力を得て、東山区でことし11月から来年2月まで、駐車場の事前予約や、空き情報をリアルタイムで確認できる新しいシステムを導入することが紹介されました。
協議会では今後、このシステムの詳細について、検討することにしています。
京都国道事務所の尾崎悠太 所長は、「駐車場の需要を適切に管理することで、混雑が緩和できるよう検討を進めていきたい」と話していました。