京都 嵐山で「白タク」利用しないよう呼びかける啓発活動

京都の嵐山で、外国人観光客などを有料で自家用車に乗せるいわゆる「白タク」営業が行われているおそれがあるとして、警察などが現地で20日、白タクを利用しないよう呼びかける啓発活動を行いました。

警察によりますと、京都府内の観光地では、大型の自家用車にスーツケースを持った外国人の団体が乗り込む姿がコロナ禍が明けてから目立つようになったということで、警察は外国人観光客などを有料で自家用車に乗せるいわゆる「白タク」営業が行われているおそれがあるとみて警戒しています。
20日の啓発活動は、警察と運輸局などが合同で行ったもので、警察官たちはまず、外国人観光客も多く訪れる嵐山の商店街の店舗で、英語や中国語などで「白タクは違法で危険だ」などと書かれたチラシを配り、従業員に理解を求めました。
また、道路上では、外国人が乗った自家用車を見つけると、停車を求めて乗っている人の関係性を確認するなどの取締りを行うとともに、チラシを配って、白タクへの注意を呼びかけていました。
京都府警察本部交通部交通捜査課 福山智晴 課長補佐は「白タク営業が違法だと知らない人もいるため、今後も関係機関と連携して周知を図るとともに、他の観光地でも取締りをしていきたい」と話していました。