西脇知事が文化庁に要望 京都に音楽資料の拠点創設など

京都府の西脇知事は文化庁の都倉長官と面会し、府内に日本の音楽に関する資料を集める拠点を新たにつくることなどを要望しました。

国の来年度・2025年度の予算編成を前に、西脇知事は文化庁を訪れ都倉長官に要望書を手渡しました。
要望書では、▼日本の音楽に関する音源や映像、それにレコードジャケットなどの資料を集める拠点を京都に新たにつくることや、▼災害時に文化財の被災状況をすみやかに把握して保護につなげるシステムをつくるための支援、それに、▼来年の大阪・関西万博に関連して府内で開かれるイベントへの協力などを求めています。
会談は非公開で行われましたが、都倉長官は「京都をもっと日本文化を発信する拠点としてブラッシュアップしていきましょう」と話したということです。
面会のあと西脇知事は「文化庁が京都に移転して2年目になり、連携を本格化させるとともに、万博が開かれる来年をターゲットイヤーとして、京都から日本文化を内外に発信していくことを強化していきたい」と話していました。