ハンゲショウ 京都市の寺院で見頃に

京都市内の寺院では白い花が咲いて、葉の一部が白くなる「ハンゲショウ」が見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませています。

京都市東山区の両足院では、庭園の池を取り囲むように800株のハンゲショウが植えられています。
ハンゲショウは、水辺の湿った場所に生えるドクダミ科の多年草で、白い花を咲かせ、葉の一部が白くなるのが特徴です。
寺によりますとことしは、先月(5月)下旬ごろから、葉が徐々に白くなりはじめたということで、参拝に訪れた人たちは、池のほとりのハンゲショウをカメラにおさめたり、腰をおろして眺めたりして楽しんでいました。
東京から訪れた50代の女性は「初めて来たのですが心が穏やかになって、いい思い出になりました」と話していました。
同じく東京から訪れた60代の女性は「最近暑かったので、白いハンゲショウを見て涼やかな気持ちになれました。見頃の時期に来ることができてよかったです」と話していました。
両足院の副住職 伊藤東凌さんは「ハンゲショウを見て、心の中に心地よい風が吹くような時間を楽しんでもらえたら」と話していました。
両足院の特別公開は、来月(7月)14日まで行われています。