世のはかなさ表す“沙羅双樹の花”京都 東林院で見頃に

「平家物語」の冒頭に登場し、世のはかなさを表す「沙羅双樹の花」にも例えられるナツツバキが京都市の寺で見頃を迎えています。

京都市右京区にある「妙心寺」の境内にある寺、「東林院」の庭にはナツツバキの木が10本余り植えられ、毎年、開花にあわせて特別に公開されています。
ナツツバキの花は、夜明け前に咲いても日が暮れるころには散ってしまうことから、平家物語の冒頭に登場し、世のはかなさを表す「沙羅双樹の花」にも例えられます。
庭では、直径5センチほどの白い花があちこちで咲く一方、こけの上には咲き終えた花が落ちていて、訪れた人たちは縁側に座り、その対照的な様子に見入っていました。
大阪から訪れた70代の女性は「たった1日しかない命なのに一生懸命咲いている花を見ることができて、早起きして来たかいがありました」と話していました。
東林院の西川玄房 住職は「ナツツバキの花は梅雨どきに見頃になります。雨の日も風情があるので、足元が悪くはなりますが見にきてほしいです」と話していました。
東林院では今月(6月)23日まで庭を公開することにしています。