ロックの日に “鍵番号”隠す防犯対策を 京都府警

6月9日は、語呂合わせで鍵に関する防犯を呼びかける「ロックの日」とされていて、京都市では、警察などが鍵に刻印された番号が悪用されないよう、番号を隠すシールを配り防犯を呼びかけました。

京都市左京区の商業施設では、京都府警の警察官などおよそ20人が鍵に刻印された番号を隠すセキュリティーシールを配って防犯を呼びかけました。
セキュリティーシールは、銀色の縦0.5センチ、横2センチほどの大きさで鍵に貼ると、刻印された番号が見えなくなり、はがすと跡が残って、他人に番号が見られたことが分かるようになっています。
京都府警は去年(令和5年)、女性の住宅に鍵に刻印された番号から不正に合鍵をつくって侵入を繰り返していた男を検挙していて、通りかかった人たちにセキュリティーシールを配って番号を他人に知られないように対策するよう呼びかけていました。
シールを受け取った女性は「鍵の番号で合鍵が作れることを知らず、怖いと思いました。シールを貼って対策をしたいです」と話していました。
京都府警察本部生活安全企画課の田土義之 犯罪抑止対策室長は「鍵の番号は人に知られてはいけない大切なものなので、財布などと同じようにしっかり管理して欲しい」と話していました。