自転車の「青切符」導入前に該当する乗り方に警告 京都

自転車の交通違反にも反則金を納付させる、いわゆる「青切符」による取締りの導入が決まったことを受け、京都府警は6日に今後「青切符」の対象になる自転車の乗り方をしている人などに街頭で注意を呼びかけました。

自転車の交通違反をめぐっては、先月(5月)、反則金を納付させる、いわゆる「青切符」による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法が公布され、2年以内に施行される予定です。
これを受けて警察は、6日に京都市内16か所の交差点で今後「青切符」の対象になる自転車の乗り方をしている人を含め、一斉に取締りを行いました。
中京区の交差点では、警察官が、赤信号を無視したり、イヤホンをつけたまま走ったりしている自転車を呼び止めて警告したほか、車道の左側を通るよう促していました。
警察によりますと違反者に目立つのは「違反をしても事故にはつながらない」とか、「自転車の違反は重大ではない」などという考えで、警察は「わがまま・気まま」な運転が重大な事故につながるとしています。
通勤で自転車を利用するという40代の会社員の男性は「反則金はいやなので気をつけようとは思いますが、まずはわかりやすく周知してほしいです」と話していました。
京都府警モビリティ対策室の加藤剛 室長は「交通ルールは難しそうに思われますが、自転車は左側を通行し、信号を守るなど、まずは基本的なことを守り、『わがまま・気まま』な運転がないようにしてほしい」と話していました。