京都市左京区のホテル ムササビ親子が長期滞在

京都市にあるホテルの客室のベランダでムササビが巣を作って子育てをしていて、ホテルではこの客室の利用をとめて“チェックアウトするまで見守りたい”としています。

京都市左京区にあるホテルで、先月(4月)下旬、客室のベランダにムササビが巣を作っているのに総支配人が気づきました。
ムササビは木くずなどで巣を作っていて、2匹の子どもの子育てをしている様子も確認されたということです。
このホテルの客室は、ベランダに出られない構造になっていますが、この客室は利用をとめて子育てが終わるのを見守っているということです。
ムササビは日中は巣の中で過ごし、夜になると出かけるなどしてホテルでの滞在が続いています。
京都市動物園によりますと、ムササビは京都府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。
「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」の総支配人の人見啓介さんは「ムササビ親子には今回は特別にお部屋の貸し出しをしています。チェックアウトの日は未定で、お子様がしっかりと育つまで見守っていきたいです」と話していました。