京都 東山区 西来院の「シラン」見頃

京都市内の寺で、開山した中国人僧侶の名にちなんだランが見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませています。

京都市東山区にある西来院は建仁寺の塔頭(たっちゅう)で、鎌倉時代に中国から招かれた禅宗の僧「蘭渓道隆」が開いたとされます。
寺はことし3月、新たな庭園を整備した際に、開山した僧侶の名にちなんだ10種類のラン、合わせて1200株を植栽していて、このうち「シラン」がいま見頃を迎えています。
「シラン」は5センチほどの鮮やかな紫色の花をいっぱいに咲かせていて、訪れた人たちは寺の書院から眺めたり、写真に収めたりするなどして楽しんでいました。
西来院の雲林院宗碩 住職は、「美しいランの花を見ながらゆっくりとした時間を過ごしてもらえれば」と話していました。
「シラン」の見頃は今週いっぱいですが、その後も「フウラン」などが次々と咲き、庭園を彩るということです。