京都「葵祭」の安全祈り 世界遺産の下鴨神社で「流鏑馬」神事

京都の三大祭りの1つ、「葵祭」の安全を祈って世界遺産の下鴨神社で、「流鏑馬(やぶさめ)」の神事が行われました。

京都市左京区の下鴨神社では、今月(5月)15日に開かれる葵祭の安全を祈って、毎年5月3日に流鏑馬の神事が行われています。
境内の「糺の森(ただすのもり)」では、公家や武士の衣装に身を包んだ「射手」が、馬にまたがっておよそ400メートルの「馬場」を30秒ほどで駆け抜け、100メートルおきに設置された3つの的に目がけて次々と矢を放っていました。
射手が馬の上でバランスをとりながらおよそ50センチ四方の的を射ぬくと、的は「パーン」という音を立てて割れ、訪れた人たちは、大きな歓声をあげて拍手を送っていました。
東京から訪れた50代の女性は、「ひづめの音が徐々に近づいてくるとドキドキしました。想像以上に速く駆け抜けていてとても迫力がありました」と話していました。
また、京都市内から親子で訪れたという5歳の男の子は、「馬に乗って矢を放っているのがかっこよかったです」と話していました。