神護寺「虫払い」国宝など文化財を特別公開 京都

国宝の肖像画など寺に伝わる貴重な文化財約70点を、虫干しに合わせて公開する特別展が京都の神護寺で開かれています。

京都市右京区の神護寺では、寺に伝わる貴重な文化財を虫干しするのに合わせて特別に公開していています。
新型コロナの影響で5年ぶりに、国宝6点を含む掛け軸や書状など約70点が公開され、国宝は、大和絵の肖像画などが展示されています。
また、国の重要文化財に指定されている北条政子の書状は、娘を亡くした政子が神護寺の僧侶に送ったものです。
訪れた人たちは、貴重な掛け軸や書状を熱心に見ていました。
神護寺の谷内弘照 貫主は「神護寺は長い歴史の中で多数の貴重な文化財を守ってきたので、博物館や美術館ではなく、守られてきた場所で、ぜひ、見ていただきたい」と話していました。
神護寺の「虫払い特別展」は5月5日まで開かれています。