京都 「源氏物語」テーマの「鴨川をどり」前夜祭開催

京都の花街のひとつ、先斗町で5月1日から「鴨川をどり」が開かれるのを前に、芸妓さんや舞妓さんが関係者に踊りを披露する「前夜祭」が行われました。

京都に5つある花街のひとつで、京都市中心部の鴨川沿いにある先斗町では、毎年5月に芸妓さんや舞妓さんによる舞踊公演、「鴨川をどり」が開かれています。
5月1日からの本番を前に4月30日は先斗町歌舞練場で前夜祭が行われ、関係者に踊りが披露されました。
ことしの演目はNHKの大河ドラマ、「光る君へ」にあわせて「源氏物語」が選ばれ、あでやかな衣装に身を包んだ芸妓さんたちは場面に合わせて入れ替わりながら浮き名を流す光源氏の恋模様を描いていました。
前夜祭に招かれた京都市左京区の20代の会社員の女性は、「音に合わせた踊りや次々に展開される舞台背景で見事に物語が表現されていて、源氏物語を読んだことがなくても楽しめる公演でした」と話していました。
「鴨川をどり」は、5月1日から24日まで京都市中京区の先斗町歌舞練場で開かれます。