おむつの持ち帰りゼロに 京都府内すべての公立保育所で

自治体を対象にした民間会社の調査で、府内のすべての公立の保育所で、子どもが使用したおむつの持ち帰りをなくしたことがわかりました。

保育所では、利用する子どもの保護者が使用済みおむつを自宅に持って帰ることを求められるケースがあり、衛生面や負担軽減から園内で処分することを求める声が高まっていました。
大阪で子育て支援を行う会社が、おととし(2022年)から、全国の自治体を対象に持ち帰りの状況を調査していて、2年前の調査では京都府の26自治体の内、半数以上にあたる19の自治体の公立保育所で使用済みのおむつを保護者に持ち帰ってもらっていましたが、ことしは、すべての自治体で持ち帰りがなくなったということです。
これは、去年1月に厚生労働省が、園内での処分を推奨する通達を出したことを受けて、対策をとった結果だとみられています。
一方、民間の保育園では引き続き、保護者の持ち帰りを続けているケースがあるということです。
調査を行った「BABY JOB」の東ネネさんは「大幅に改善されているものの民間の保育園が多数を占めている自治体もあり、自治体が処理費用を補助するなどなんらかの対策を引き続き検討する必要がある」としています。