京都市 バスの混雑やごみポイ捨ての対策強化 大型連休控え

多くの観光客が予想される大型連休に向けて、京都市はバスの混雑やごみのポイ捨てへの対策を強化することにしています。

京都市内では、観光客が集中することでバスを中心とした公共交通機関の混雑や、ごみのポイ捨てなど、地元の住民に弊害が出る「オーバーツーリズム」が課題となっています。
市は多くの観光客が予想される大型連休に向けて対策を強化することにしていて、具体的には、今月(4月)27日から29日と、来月3日から6日にかけて市バスの▼京都駅から清水寺近くの五条坂や祇園に向かう便と、▼北大路バスターミナルから金閣寺や嵐山に向かう便などを増やします。
また、ごみのポイ捨て対策として、祇園地域で今月初めから来月6日まで市が街頭に設置しているごみ箱のごみの収集回数を1日2回から3回に増やすほか、観光地にある一部のごみ箱に、日本語と英語で食べ残しを持ち帰るよう、呼びかけるメッセージを掲示しているということです。
市は、今回の対策の効果を検証し、秋の観光シーズンなどに向けてさらに取り組みを進めることにしています。