京都のブランドガニ「間人ガニ」産地偽装で2人に略式命令

別の産地のカニを京都のブランドガニとして知られる「間人(たいざ)ガニ」だと偽って販売したとして、今月(4月)逮捕された水産会社の関係者など2人が、不正競争防止法違反などの罪で略式起訴され、舞鶴簡易裁判所は、それぞれ罰金100万円と50万円の略式命令を出しました。

略式命令を受けたのは、▼京丹後市の水産会社の42歳の元取締役と、▼52歳の自営業者です。
起訴状などによりますと、2人は去年(令和5年)2月、兵庫県内で水揚げされたカニ2杯に「間人ガニ」のブランドを証明するタグを取り付け、飲食店などに5万4000円余りで販売した不正競争防止法違反の罪に問われました。
また、元取締役はことし(令和6年)2月にタグ21本を不正に入手した商標法違反の罪に問われました。
検察は認否を明らかにしていませんが、舞鶴簡易裁判所は19日、▼元取締役に罰金100万円、▼自営業者に罰金50万円の略式命令をそれぞれ出しました。