53人下痢やおう吐 食中毒で飲食店2日間営業停止 亀岡

今月12日に亀岡市内の飲食店を利用した53人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
京都府はノロウイルスが原因の食中毒と断定し、飲食店を2日間の営業停止処分にしました。

処分を受けたのは、亀岡市の飲食店「がんこ亀岡楽々荘」です。
京都府によりますと、今月12日にこの店を利用した客から「おう吐や下痢などの症状がある」と保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ、3つのグループのあわせて53人が症状を訴えていて、このうち12人が医療機関で手当てを受けましたが、いずれも症状は軽く、現在は全員が快方に向かっているということです。
症状のあった14人と、店の調理担当者2人からノロウイルスが検出され、3つのグループが共通して食べたのは、この飲食店の料理以外になかったことなどから、府はノロウイルスが原因の食中毒と断定し、17日から2日間、営業停止処分としました。
京都府によりますと、ことし府内での食中毒の発生は2件目で、府はノロウイルスによる食中毒を予防するために▼調理前や食事前には手洗いを徹底することや、▼下痢やおう吐などの症状のある人は調理をしないなど、対策を取るよう呼びかけています。