狂犬病予防ワクチン 亀岡市では「集合注射」始まる

4月から6月は、全国の狂犬病予防注射月間となっていて、府内では獣医師が地域を巡回して飼い犬に狂犬病予防のワクチンを接種する「集合注射」が行われています。

狂犬病予防法では、犬の飼い主は住んでいる市町村に犬を登録して、狂犬病の予防注射を毎年受けさせることが義務づけられていて、厚生労働省では4月から6月を強化月間として接種を呼びかけています。
京都府内では獣医師が地域を巡回して集まった犬に接種する「集合注射」を行っている自治体もあり、亀岡市では10日から各地で「集合注射」が始まりました。
あらかじめ決められた場所には犬を連れた飼い主が集まり、獣医師が手際よく注射をしていました。
そして飼い主には市の職員から、接種を証明する小さなプレートが手渡されていました。
亀岡市は、令和4年度の犬の登録頭数がおよそ5500頭と、府内の自治体では3番目に多く、狂犬病予防注射の接種率は68.2%となっています。
市では接種率をあげようとことしから狂犬病予防注射月間に向けて飼い主に案内のはがきを送付する取り組みを始めています。
市では引き続き、接種を呼びかけていくほか、およそ3か月以上の犬を飼う時には自治体への登録が義務づけられていることを周知していきたいとしています。
亀岡市環境先進都市推進部の山城一毅さんは「犬を飼っている人もそうでない人も犬と楽しく安心して暮らせる環境作りを進めていきたいと考えています。まずは犬の登録をしてそして予防注射をしてほしいと思います」と話していました。