京都市教委 体罰などで小学校の教諭と常勤講師を懲戒処分

京都市の小学校で、障害のある児童が通う育成学級の担任をしていた教諭と常勤講師が、クラスの児童に体罰や大声での指導を繰り返していたとして懲戒処分を受けました。

いずれも減給の懲戒処分を受けたのは、京都市伏見区にある深草小学校の54歳の男性教諭と、28歳の男性常勤講師です。
市教育委員会によりますと、2人は、いずれも障害のある児童が通う育成学級の担任を務めていましたが、去年(令和5年)6月以降、複数の児童に対して、たたいたり、手首をつかんだりしたほか、大声や荒い口調での指導を繰り返し行ったということです。
保護者やほかの教員からの指摘をうけ、市教育委員会は、2人に改めるよう伝えましたが、改善がみられなかったということです。
調査に対し、2人は事実を認め、「児童をうまく指導できなった」などと説明しているということです。
2人は、去年12月から担任を外れていましたが、29日付けで減給の懲戒処分を受け、このうち、54歳の教諭は、29日付けで依願退職し、28歳の常勤講師は今月(3月)末で任期が終わるということです。