京都 舞鶴 海上保安学校で卒業式

京都府舞鶴市の海上保安学校で、卒業式が開かれ、310人が海上保安官としての第一歩を踏み出しました。

京都府舞鶴市にある海上保安学校では海上保安庁の職員として採用された学生たちが、1年から2年の間共同生活を送りながら、海難救助や法律などを学んでいて、出身者は全国で勤務する海上保安官の8割を占めています。
24日開かれた卒業式には海上保安官の制服を来た卒業生310人とその家族などが出席しました。
はじめに5つの課程ごとに卒業生の名前が読み上げられ、それぞれの代表者に川上誠 学校長から卒業証書が手渡されました。
そして海上保安庁の石井昌平 長官が、「海上保安庁が創設以来受け継いできた『正義仁愛』の精神を胸に、国民の安全と安心を守る海上保安官へと成長していただきたい」と激励しました。
これに対し卒業生を代表して、山口百香さんが、「国民に寄り添いながら全身全霊で日本の海を守り抜くことをここにお誓い申し上げます」と述べました。
敦賀海上保安部に配属される城代陵汰さんは、「国民の安全を守れるように学校で学んだことをいかしてがんばりたい」と話していました。
卒業生たちは24日付けで海上保安官に任官し、全国各地の配属先で海の安全確保にあたります。